日本語能力の物差し④NAT-TEST

日本語NAT-TESTは専門教育出版が実施する日本語の検定です。聞き慣れない方もいらっしゃるかと思いますが、2007年から新しく始まったテストです。後発のためか結構攻めた運営をしていると思います。(内容は口述)なお、気になる受験料は5,500円(東京・大阪会場の場合)ですので、若干他の検定より安いか・・・。(コロナ前のJLPTと同額)

NAT-TESTの最大の特徴は、JLPTとレベルの比較をしやすいことと、日本国内では偶数月の実施(年6回)ですので、チャンスが多いということです。やはり、年2回(JLPTは7月と12月)は少ないなあと感じますね。NAT-TESTの1級がJLPTのN1、2級がN2、以下同じです。なお、配点・基準点・合格点もJLPTと同じです。

NAT-TESTの中でも、東京とカトマンズの試験会場では、「CBT NAT-TEST」が始まりました。(すごいぞカトマンズ、頑張れ大阪!)CBTですので、会場に空きがあれば毎日実施することができます。これは優れものです。12月のJLPTで不合格だった時は、CBT NAT-TESTでリベンジして、在留資格更新の際に入管に提出できるのです。

CBT NAT-TESTでは「コンピューターで実施すること以外はJLPTを同じ」と謳っています。ですから、試験の開催も多く、世界16か国で実施しているのも納得できます。JLPTを受験するときと基本的な対策は同じでいいはずですから。これは使えそうです。

海外でも実施されています。世界16か国、主にアジアを中心とした国々で受験することができます。(補足するとJLPTも各国で受験することはできるのですが・・・。)中国、フィリピン、ネパール、インドネシア、ベトナムなどの日本への留学生が多い国はもちろん、ウズベキスタンやキルギスなども会場が設置されます。

NAT-TESTは「最も信頼される日本語試験を目指して」運営されています。不正受験対策のみならず、試験問題の漏洩対策も万全に行っている旨HPでは案内されています。(結構攻めた案内だと思うのは私だけでしょうか・・・。)

そして、NAT(日本語NAT-TEST)は出入国在留管理庁に日本語能力の成績証明をできます。(在留資格「留学」)ただし、過去2年以内という条件が付きます。これ、冷静に考えればそうでして、何年もたつと忘れてしまいますよね。ですから、前回の受験から2年たった場合はまた新しく受験をする必要があります。

ただ、年6回の開催は魅力ですので、現在はJLPTの補完的な位置づけで考えてもよさそうです。実際、NAT-TESTの試験はほぼJLPTと同じ形態で行われています。

実際に、私の勤める専門学校に入学する予定の留学生がN2未取得の場合は2月のNAT-TESTを勧めることもあります。昨年4月より高等教育機関等(大学や専門学校等)へ入学するための日本語力はN2と出入国在留管理庁によって明言されていますから、受験機会の多いNAT-TESTを有効に活用できればいいですね。

今回、ブログをまとめるためにHPをもう一度丹念に当たってみたのですが、こんな文言を見つけました。「座席がなくなったときは申込締切日よりも早く締め切ることがあります。お早めにお申し込みください。」・・・なんかずいぶんあっさりしている。でも、不正対策・漏洩対策に万全を期して実施するなら無理をしない方が良いのでしょうかね。

超超超超個人的見解ですが、今一番アツい日本語検定だと思います。(他の日本語検定すべてに謝ります。他の検定も本当に素晴らしい県でいですよ。本当に。)

ここまでお読み下さりありがとうございました!

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