特定行政書士考査ふりかえり①
こんにちは。行政書士の小幡です。
今日は特定行政書士の考査を振り返りたいと思います。全部で30問。30問一気は時間がかかりそうですので、5問ずつまとめてみましょうかね。なお、特にお断りのない限りページ番号は『行政書士のための行政法(第2版)』の頁で、第○条との記載は行政手続法の条文です。
問題1 正解1
行政手続法の「申請に対する処分」から出題ですね。アが正しい文で、それ以外は誤りのようです。アは行政手続法第2条、そのままですよね。難しい考査のわりにこういった「基本中の基本」も出るんですよね。行政書士試験もそうですけど、直前期は「四の五の言わずに条文」ですね。イは58ページをよく読めば分かりますし、ウは第37条を見ればわかる通り、「届出」は申請に該当するものとは全く違いますね。エは私、間違えて正しい文と判断してしまいました。うう、無念。出だしから間違えた。個数問題ですので、正解は「1つ」である1が正解。
そもそも、出だしから個数問題で出鼻をくじかれた人は多かったのではないでしょうかね。行政書士試験も同様、出だしで出鼻をくじく問題を仕掛けてくることが多いですよね。緒戦は慎重に行きましょうね。トーナメント戦と同じです。
問題2 正解2
頻出項目、行政手続法の適用除外です。「除外されているもの」ではなく、「除外されていないもの」とトリッキーに聞いてきているのがミソ。なお、適応除外は第3条の各項にまとめられている。
1は適用除外。議会の議決、、、は一に記載されている。3の国家公務員の懲戒は九に、4の難民は十に記載されている。なお、国家公務員も難民も行政不服審査法の適応除外には指定されていない。ひっかけになる可能性が高いので注意。正解は2。国税通則法ではなく、「国税または地方税の犯則事件~」が適応除外。似ているけど違います。私は「税の犯則」をキーワードに覚えていました。
問題3 正解2
なんと、また個数問題。内心、「えー!」と心の中で叫んだのを覚えている。日本中の受験者が内心でツッコミを入れていたのではないだろうか?アは61ページに書かれています。審査基準は定めなければならないですが、法令で審査基準が定められている場合は定めることは不要とのこと。これは、行政書士試験では聞かれない深さですよね。何回も何回も『行政書士のための行政法』を読み込んでいれば、気づいたかもしれません。ウは比較的基本的な問題。7条にありますが、行政手続法では形式上の要件に適合しない申請は「拒否」「補正」のどちらでも良いのですよね。
イ、エは両方とも正しい文。イは明文化こそされていないですけど、ネット上には沢山の標準処理期間が掲載されています。実務上、知っている行政書士がほとんどでしょう。そして、エ。9条そのままですよね。直前の条文つぶし、頑張りましょうね。
問題4 正解3
申請拒否処分の理由の提示(8条)。比較的容易かと思います。しっかりと条文に当たりましょう。
1は全部ではなく「一部拒否」であっても理由を示す必要がありますね。だって、理由も言わずに断られるのは納得いかないですよね。2は本当によくあるひっかけ、8条(申請に対する処分の理由の提示)と14条(不利益処分の理由の提示)の例外をひっかけています。問題は申請拒否処分ですので、8条でなければならないのに、ここでは14条の条文でひっかけています。
3は8条2項そのまま。条文つぶしを頑張りましょうね。4は67ページを確認してみてください。「理由の追完」と「理由の差し替え」はまとめておいた方がよさそうです。追完は”プラス”、差し替えは”チェンジ”、単純ですけど、そうイメージしました。
問題5 正解1
これも比較的簡単。行政書士試験の問題としても使えそう。全て13条の中に含まれている条文です。やっぱり条文学習は大事ですね。特定行政書士試験の問題は来月頃公表されますので、条文と比較してみてください。
1は13条2項4号そのまま。2は13条1項を見ると「聴聞」と「弁明の機会の付与」が逆に書かれていますね。3は緊急不利益処分。緊急不利益処分の場合は13条2項1号にあるとおり、意見陳述の手続(つまり聴聞も弁明の機会の付与も)は後にであってもやらなくていいのですね。4は13条1項参照。申請だから聴聞ということはないです。聴聞をするのは、13条1項1号に列挙されています。
おお、なんか形になってきた。作り出したときはどうなるかと思ったが。まとまってきました。(写真はナイアガラの滝。特に意味はありません。湖の水が滝でまとまったなんて言う気はとてもとても。。。)

特定行政書士の考査を受験していない人にとって、今日は「何のこっちゃ」というブログ記事かもしれないですが、行政書士受験生にもすこし関連する内容かもしれませんね。
「とりあえず、やってみる。」私が開業したときに決めたモットー。しばらくやってみようと思います。5問ずつなら6日で終わる。来年特定行政書士を受験する方や行政書士試験を受験する方が読んでくれればうれしいです。下の写真もあまり意味はないですけど、ローマのコロッセオ。2006年にローマにて撮影。(すみません。HPで写真が載せられるのがうれしくて意味なく載せてます)

ここまでお読みいただきありがとうございました!

